「木組みの家」15 わたりあご2

写真は棟上の時のものです。大黒柱と大黒柱を結ぶ大梁に2階の床梁を掛け渡しているところです。大梁は天端が欠き込まれ、床梁は下端が書き込まれています。
これは簡単に嵌まるものではなく、大きな木づち(かけや)で力いっぱい叩かないとはいらないように刻まれています。
このように木組みは、木材同士がめり込んでその弾力性により、しっかりとかみ合います。ですから、棟が上がった直後、まだ筋交いを取り付けてない時点でも、まっすぐ建ち、全然揺れが生じません。
でも、このように材を刻むことは、プレカットではできません。棟梁ひとりで、木材に墨付け(加工する形に線を引くこと)をして、刻む(加工すること。)のですが、ピタッとゆるみなく精緻に材料を刻む技術がなければ成り立たない工法です。
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