「木組みの家」24 2階床組み

図は2階の床組みです。
大黒柱と八本の通し柱をつなぐ横架材に茶色で着色していますが、ここにも「田」の字があらわれています。
「田」の外周の「口」の部分が胴差し(どうさし)で、通し柱間をつないでいます。中の「十」の部分が大梁で大黒柱-通し柱をつないでいます。
この「田」の字がメインのフレームになります。
プランニングはこのメインフレームからスタートします。
つまり、方眼紙に大黒柱と通し柱の位置を最初に書き、それを薄い線で結んで田の字をかきます。それから玄関や居間、台所、浴室などを線で区切って決めていきます。
1階2階とも、この田の字からスタートします。
また、将来、間取りの変更をする際も、この田の字のメインフレーム以外は基本的に柱を抜いたり入れたりできるように、大梁、胴差しとも大きめの材を使っています。
田の字のフレームは構造的に安定していますし、間取りの変更にも対応しやすいので、まさに長寿命の架構といえます。
並んでいる青い梁は、2階の床梁です。半間間隔で大梁の上に「渡りあご」で掛け渡しています。以前に書きましたように、渡りあごで組むことで、変形を押さえます。また、経年による、木材の痩せやたわみにも食い込んで、変形に追従していきます。
この2階の床組みが木組みの家の特徴を一番あらわしています。
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