木造の家。

写真は去年まで賃借して住んでいた京町家で、築80年くらいの建物です。
この家に生活して、木造の家の意味について色々考えさせられました。
一番強く感じたのが、維持管理です。
畳と襖と障子を入れ替えるだけで、新しい生活空間が誕生します。そして、畳屋さん、表具屋さん、建具屋さんが町のあちこちに居ます。
もちろん、大工さん、左官屋さん、屋根屋さん等々のあらゆる職人さんが各町内おられるような感じです。
このフレキシブルさは、建てた家を何世代にも渡って長くつかっていく為の知恵だと思います。すなわち生産の原理ではなく、使用者の原理に立って作られています。
現在の木造住宅は耐久消費財となっており、30年ほどすれば解体処分してしまうことが前提となっている様に思われます。
30年で解体する建物と何世代にも渡り使い続ける建物の大きな違いは、建物そのものの資産的価値ではないかと思います。
資産的価値を認めるためには、文化的価値が重要になってくると思います。また、文化的価値を高めるには知識、教育が不可欠だと思います。
以前新聞でこのような記事を読みました。
このような地道な活動を通じて文化的価値が広がっていくのではないかと思いました。
税制や耐震、防災等の法制の問題が多々あり、既存の古い建物をそのまま使いつづけることの困難さもあります。
こちらは、いろいろな先生方、設計者が日々研究を重ねられており、構造計算や防火性能などを科学的に解析されており、これから実践に向けて広がっていけばいいと思います。























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